【5月20日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)は19日、トーマス・バッハ(Thomas Bach)会長が7月中旬までに訪日すると発表した。

 IOCのジョン・コーツ(John Coates)副会長が大会関係者に宛てた書簡で、バッハ会長が五輪開幕2週間を切った7月12日までに来日すると明かした。同会長は当初、今月に来日する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の延長などの現状を踏まえ、延期を余儀なくされていた。

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)が国民の不安緩和を目指している中で、20日には、大会に向けて来日する人の数が予定の半分以下になる見通しだと報じられた。

 組織委は当初、来日する選手やコーチ、スタッフ、IOC職員、メディア、報道関係者の数を20万人と想定していたが、約9万4000人まで減らす見通しだという。(c)AFP