【5月10日 AFP】東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)は10日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長の来日予定について、延期を余儀なくされたと発表した。

 東京五輪開幕まで3か月を切る中、国内の感染者は増加傾向にある。バッハ会長は、17日から2日間の日程で来日予定だったが、緊急事態宣言の延長などの現状を踏まえ、延期が決まったという。日本メディアは、来月中の来日で再調整を進めていると報じている。

 政府と組織委は延期された東京五輪について、今夏安全に開催可能だと強調しているが、国内の世論調査では中止か再延期を求める声が大半となっている。(c)AFP