【5月20日 AFP】サッカーイタリア杯(Italian Cup 2020-21)は19日、決勝が行われ、ユベントス(Juventus)は2-1でアタランタ(Atalanta)を下し、通算14回目の優勝を果たした。

 イタリアでは約1年ぶりに有観客で行われた一戦で、ユベントスはフェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)が決勝点を挙げて優勝した。リーグ10連覇を逃したものの、スーパーカップ(Italian Super Cup 2020)に続く今季二つ目のタイトルを獲得したアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督は試合後、続投に意欲を示した。

「来年もユベントスのベンチに座りたいと心から思う」と強調したピルロ監督は、「日々良い仕事ができたと考えている。続けたいし、このクラブを愛している」と話した。

 また、指導者1年目は「多くの困難があった」と認めた指揮官は、「タイトルを獲得しても、そうした浮き沈みがなかったことにはならない。多くのことを学んだシーズンだった」と続けた。

 今季限りでの退団を表明しているGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)は、ユベントスでの最後の試合で自身6度目のイタリア杯制覇を達成。初めて同タイトルを獲得したパルマ(Parma Calcio、当時はパルマAC)時代にブッフォンは、キエーザの父親であるエンリコ(Enrico Chiesa)氏とチームメートだった。  

 また、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)はこの日無得点だったが、これで欧州5大リーグのうちイングランド、スペイン、イタリアの三つのリーグで、獲得できる全ての国内タイトルを手にしたことになった。(c)AFP/Emmeline MOORE