【5月17日 AFP】20-21フランス・リーグ1は16日、第37節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は4-0で10人のスタッド・ランス(Stade Reims)を下した。同日の試合で首位に立つリール(Lille OSC)はサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)で0-0と引き分けたため、2位PSGとの勝ち点差は1に縮まり、優勝争いは最終節にもつれ込んだ。

 前シーズン王者のPSGは、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のシュートをがら空きのゴール前で腕を使って止めたランスのユニス・アブデルハミド(Yunis Abdelhamid)が退場となる、またとないスタートを切った。

 13分にこのPKをネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が蹴り込むと、24分にはエムバペがエリア内での相手の横パスを奪って追加点を決めた。

 68分にはネイマールのCKからマルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos")が強烈なヘディングシュートをたたき込むと、最終盤にはモイゼ・ケアン(Moise Kean)が得点劇を締めくくった。

 リールはゴール前での見どころの少ない試合の中、終盤にはシュートがポストに阻まれ、PSGにプレッシャーをかけられることになった。

 リールのクリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)監督は「スタートはかなり振るわなかった。その後は多少良くなったが、とても平均的な試合をしてしまい、今夜の勝利は期待できなかった」と語ると、「まだこちらは先行している。アンジェSCO(Angers SCO)との最後の試合がある。王者になるのであれば必ず勝たなければいけない」と続けた。(c)AFP