【5月17日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、AT&Tバイロン・ネルソン(AT&T Byron Nelson 2021)は16日、米テキサス州マッキニー(McKinney)のTPCクレイグランチ(TPC Craig Ranch、パー72)で最終日が行われ、韓国の李京勲(Kyoung-hoon Lee、イ・キョンフン)が悪天候による中断をものともせず、通算25アンダーで優勝を果たした。

 8バーディーを奪い最終日を6アンダーでまとめた李は、サム・バーンズ(Sam Burns、米国)を3打差の2位に抑え、米サウスカロライナ州キアワ島(Kiawah Island)で20日に開幕する今季メジャー第2戦、全米プロゴルフ選手権(2021 PGA Championship)に向けた最後の出場権を手にした。

 日本ツアーとワンアジアツアーで計4勝を挙げているものの、米国ツアーでは2月に行われたウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン(Waste Management Phoenix Open 2021)での2位タイが最高成績となっていた李は「信じられない」とコメントした。

 一方、18番で約1.2メートルのバーディーパットを沈めたバーンズは最終日を2アンダーで終え、通算22アンダーで単独2位となった。

 李やバーンズと最終組でラウンドしたシャール・シュワーツェル(Charl Schwartzel、南アフリカ)は、18番でグリーン横にあるバンカーにつかまりながらも、起伏のあるところからバーディーを奪って4アンダーでまとめ、通算21アンダーでパットン・キザー(Patton Kizzire)、ダニエル・ベルガー(Daniel Berger)、スコット・スターリングス(Scott Stallings)の米国勢と並び3位タイとなった。

 日本人選手では小平智(Satoshi Kodaira)が通算17アンダーで13位タイに入り、第85回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2021)を制した松山英樹(Hideki Matsuyama)は同12アンダーで39位タイとなった。(c)AFP