リバプール劇的白星 後半ATのGK弾で欧州CLの望みつなぐ
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【5月17日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは16日、第36節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はGKアリソン(Alisson Ramses Becker)が95分に劇的な逆転ゴールを決めてウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)に2-1で勝利し、来季欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権獲得の望みをつないだ。
アリソンの完璧なヘディングで勝利を手にしたリバプールは、2試合を残して4位チェルシー(Chelsea)と1ポイント差、3位レスター・シティ(Leicester City)と3ポイント差の5位につけている。
しかし、15日に行われたFAカップ(FA Cup 2020-21)決勝で対戦したチェルシーとレスターが直接対決を残しているため、リバプールは残るバーンリーFC(Burnley FC)戦とクリスタルパレス(Crystal Palace)戦で勝利すれば自力でのトップ4入りがほぼ確定する。
早い時間帯にハル・ロブソン・カヌ(Hal Robson-Kanu)にゴールを許し、降格が決定しているWBAに先制されたリバプールは、好調モハメド・サラー(Mohamed Salah)のゴールで前半のうちに追いついた。
手痛いドローに向かっていたリバプールだが、後半アディショナルタイム5分にCKからアリソンがヘディングを突き刺した。
水難事故で2月に父を亡くしたものの、隔離の規則を理由に葬儀に出席することさえできなかったアリソンは、試合を終えると明らかに感情的になっていた。
アリソンは「物心ついたときから父と一緒にプレーしてきた。彼がここで見てくれていたならうれしいが、きっと神様と一緒に見守り、祝福してくれていると思う」とコメントした。
一方、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に2-0で勝利し、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)出場権獲得に向けて最も有利な位置につけている。
エバートン(Everton)はホームでシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)に0-1で敗れ、欧州カップ戦出場に向けて大きな打撃を受けた。(c)AFP/Julian Guyer