アーセナルが買収案を拒否 スポティファイ創業者、今後も「注視」
発信地:ロサンゼルス/米国
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【5月16日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)買収に名乗りを上げていたスウェーデン音楽配信大手スポティファイ(Spotify)の共同創業者、ダニエル・エク(Daniel Ek)氏は15日、正式な提案をクラブ側に拒否されたと発表した。
エク氏は、アーセナルのオーナーのクロンケ・スポーツ・エンタープライゼス(Kroenke Sports Enterprises、KSE)に買収案を拒まれたとツイッター(Twitter)上で明かし、「金銭は必要ないとの返事だった。状況が変わった場合に備えて引き続き注視する」とした。
生粋のアーセナルファンであるエク氏は先月、欧州スーパーリーグ構想が行き詰まった直後にクラブ買収の意欲を表明した。
アーセナルはスーパーリーグに賛同したプレミアリーグ6クラブの一つだったが、サッカー界全体からの猛反発を受け、構想は48時間で事実上の崩壊に追い込まれた。
構想に賛同したオーナーに憤ったアーセナルファンは、本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)の外で怒りの声を上げ、クラブの所有者の変更を求めた。
エク氏の買収案を提示する意向を受けてKSEは先月、グループはクラブ売却に関心はないと発表していた。(c)AFP