【5月16日 AFP】20-21イタリア・セリエAは15日、第37節の試合が行われ、フアン・クアドラド(Juan Cuadrado)が終了間際のPKを含め2得点を記録したユベントス(Juventus)はインテル(Inter Milan)を3-2で下し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場に望みをつないだ。

 合計3本のPKが与えられ、両チーム1人ずつ退場者を出す激しい一戦を制したユベントスは、3位ACミラン(AC Milan)に勝ち点で並ぶ暫定4位に浮上し、5位ナポリ(SSC Napoli)に2ポイント差をつけた。ミランとナポリは16日に第37節を迎える。

 この結果、今季ユベントスのリーグ10連覇を阻んだインテルの連続無敗は、20試合でピリオドが打たれた。

 ユベントスは24分、得点ランク首位のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がPKをセーブされたボールに自ら詰めて今季29点目をマークした。しかしインテルは35分、同2位のロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が今季23点目をPKで決めて追いついた。

 ユベントスは前半終了間際にクアドラドのゴールで勝ち越したが、ロドリゴ・ベンタンクール(Rodrigo Bentancur)がルカクに対するファウルで2度目の警告を受け、後半はほとんどの時間を数的不利で戦うこととなった。

 そして83分、ユベントスはキャプテンのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)のオウンゴールで追いつかれたが、その後クアドラドがイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)に倒されて得たPKを自ら決めて決勝点をマークした。

 後半アディショナルタイムにインテルは、マルセロ・ブロゾビッチ(Marcelo Brozovic)が2枚目のイエローカードを提示されて10人で試合終了を迎えた。

 先に行われた試合では、アタランタ(Atalanta)がジェノア(Genoa CFC)を4-3で退けて来季のチャンピオンズリーグ出場を決めた。2位のアタランタはミランとユベントスとのポイント差を3とし、ミランとの直接対決となる最終節を待たずして4位以内を確定させた。

 ヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)とペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)のゴールでラツィオ(SS Lazio)を2-0で下したASローマ(AS Roma)は、ローマダービーで2018年以来となる勝利を手にし、ライバルのチャンピオンズリーグ出場の望みを絶った。(c)AFP