【5月16日 AFP】20-21ドイツ・ブンデスリーガ1部は15日、第33節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)はSCフライブルク(SC Freiburg)戦で、ゲルト・ミュラー(Gerd Mueller)氏が49年前に打ち立てたリーグのシーズン最多得点記録40に並んだ。試合は2-2の引き分けに終わった。

 ミュラー氏は1971-72シーズンに34試合で40得点をマークしたが、レワンドフスキは今季出場わずか28試合目でその記録に肩を並べた。26分にPKを決めて記録に到達すると、試合は一時中断し、レワンドフスキはチームメートがピッチ横につくった花道を笑顔で歩いた。

 独スカイ(Sky)でレワンドフスキは、「自分にとっても、ブンデスリーガの近代史にとっても非常に光栄なこと」と喜び、「こんなことが起きるなんて考えたこともなかった。ゲルト・ミュラーはとてつもないことを成し遂げた。彼と記録を分かち合えるのは心から誇らしい」と語った。

 バイエルンは22日にホームでのFCアウクスブルク(FC Augsburg)との最終戦を残しているため、レワンドフスキには記録更新の可能性がある。終盤に決定的なチャンスを逃したレワンドフスキは、「こういう記録はそんなに早く塗り替えることはできないということ」とコメントした。

 今季公式戦39試合で47得点を記録しているレワンドフスキは、ここ8シーズンで6度目の得点王を確実にしている。

 すでに2部降格が決まっている最下位シャルケ04(Schalke 04)は、ホームでフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に4-3で勝利。フランクフルトは来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場圏外の5位のままとなった。

 これにより、16日にマインツ05(Mainz 05)と対戦する4位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)と、RBライプツィヒ(RB Leipzig)と顔を合わせる3位VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)の両チームは、勝利でチャンピオンズリーグ出場が決まる。(c)AFP