【5月16日 AFP】2020年のバスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)入り式典が15日に行われ、ヘリコプターの墜落事故で命を落としたロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)の象徴、故コービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏らが表彰された。

 ブライアント氏は昨年1月のヘリコプター事故で、13歳の娘ジアナ(Gianna Maria-Onore Bryant)さんら8人と共に犠牲になったが、それから約16か月が経過したこの日、ティム・ダンカン(Tim Duncan)氏、ケビン・ガーネット(Kevin Garnett)氏らと同じ2020年組の一人として表彰された。

 式典では妻のヴァネッサ(Vanessa Bryant)さんがスピーチを行い、ブライアント氏のバスケットボールと家族、チームメート、ファンへの愛情を感極まりながら語った。ヴァネッサさんは「やったね。ついに殿堂入りを果たした。あなたはただのMVPではなく、真のチャンピオン。史上最高の選手」と述べた。

 この他には、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)の大黒柱を務めたダンカン氏、ミネソタ・ティンバーウルブス(Minnesota Timberwolves)やボストン・セルティックス(Boston Celtics)で活躍したガーネット氏、ファイナル制覇を2回経験している指導者のルディ・トムジャノビッチ(Rudy Tomjanovich)氏、米女子代表を計4度の五輪金メダルに導いたタミカ・キャッチングズ(Tamika Catchings)氏らが表彰された。

 式典はもともと昨年8月に行われる予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で延期になり、コネティカット州アンキャスビル(Uncasville)のモヒガン・サン・アリーナ(Mohegan Sun Arena)で行われた。

 ヴァネッサさんは長女のナタリア(Natalia)さんと一緒に出席し、前日に殿堂入りのジャケットとリングを受け取った。

 そしてこの日、ブライアント氏らの表彰役を務めたNBAのレジェンド、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏に導かれてステージへ上がったヴァネッサさんは、「コービーのような選手はもう現れない」と話し、「彼は唯一無二で特別。コートの外では謙虚で、それでいて特別な存在感があった」と続けた。

「コービーもジジも、この場にふさわしい人たちだった。ジジも父親の殿堂入りをとても誇らしく思ったはず」 (c)AFP