イブラヒモビッチ、欧州選手権を欠場 膝のけがで今季終了
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【5月16日 AFP】スウェーデンサッカー協会(SvFF)は15日、イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に所属するFWズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が、膝のけがにより欧州選手権(UEFA Euro 2020)を欠場すると発表した。
39歳のイブラヒモビッチは、今年3月に約5年ぶりの代表復帰を果たしたが、ミランが3-0で勝利した9日のユベントス(Juventus)戦で膝を負傷。クラブも15日、医師から「6週間の保存療法」を推奨されたと発表した。
スウェーデン代表を指揮するヤンネ・アンデション(Janne Andersson)監督は、「ズラタン・イブラヒモビッチと話をした。残念ながら、けがで今夏の欧州選手権出場を断念することになると言っていた」と明かした。「もちろん悲しい。一番つらいのはズラタンだが、われわれも同じだ」
欧州選手権でグループEのスウェーデンは、6月14日の初戦でスペインと対戦し、その4日後にスロバキア、23日にはポーランドと戦う。
イブラヒモビッチの治療は最短でも6月26日まで続く見通しとなっており、2014年以来の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場を目指すチームのシーズン最後の2試合を欠場する。
カリアリ(Cagliari Calcio)戦の前日会見でミランのステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督は、「多くの可能性がある中で最高のニュースが届いた。靱帯(じんたい)には影響はないということだった」とコメントした。
「保存療法によりズラタンは来季100パーセントの状態で復帰できる。医師との相談後は彼も明らかに落ち着いていた」 (c)AFP