【5月14日 AFP】サッカードイツカップ(German Cup 2020-21)は13日、決勝がベルリンで行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)とアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)がそれぞれ2得点を挙げ、RBライプツィヒ(RB Leipzig)を4-1で下して通算5度目の優勝を飾った。

 オリンピアシュタディオン(Olympiastadion)で素晴らしいパフォーマンスを披露したドルトムントは、前半に3本の枠内シュートで3点を決めてライプツィヒを一蹴した。

 サンチョは独公共放送ARDに「2ゴールを挙げ、ハーランドの得点もお膳立てできとてもうれしい」とコメントした。

 終盤、相手GKペーテル・グラーチ(Peter Gulacsi)をかわしたサンチョにはハットトリックのチャンスもあったが、シュートを決めることができなかった。

 スペイン代表MFダニ・オルモ(Dani Olmo)に1点を返されたドルトムントは、試合終了間際にハーランドが足を滑らせながらこの日自身2得点目となるゴールを挙げた。

 ドルトムントはリーグ戦で来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権が与えられる順位に再浮上しており、キャプテンを務めるマルコ・ロイス(Marco Reus)は「信じられない。この数週間でチームが見せている士気を誇りに思う」と述べた。

 今回の黒星で、ライプツィヒを率いるユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督の指導者としての初タイトルはお預けとなった。2シーズンにわたって同チームを率いた指揮官は、来季からバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に移ることになる。

 2009年に創設されたばかりのライプツィヒは2018-19シーズンも同大会の決勝でバイエルンに敗れており、こちらも初タイトルが念願となっている。(c)AFP/Ryland JAMES