【5月15日 CGTN Japanese】北京師範大学(Beijing Normal University)の研究チームは、7年連続で2638の小学校、1322の中学校、140の高校を対象に調査を行い、教育の質や健康などについてまとめた報告書をこのほど発表しました。その中には、児童・生徒のスマホ依存など、教育における多くの「新たな課題」が含まれています。

 報告書によりますと、スマホ依存の状況は、中学生の方が小学生より深刻で、スマホ依存またはその傾向がある生徒の割合は年々増加しています。両親の影響を受けて依存するようになったケースが多いそうです。

 親がスマホ依存の場合、子どもがスマホ依存になる割合はほぼ倍になること、また教師が児童・生徒により関心を寄せることでスマホ依存を軽減できることも分かりました。親と教師がどのように児童・生徒の成長に関わるか、どのように児童・生徒のデジタル機器の正しい利用を導くかが、社会で広く注目され、ホットな話題となっています。教室へのスマホ持ち込みを禁止している都市も少なくなく、よい効果が出ることが期待されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News