【5月9日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は8日、ブラジル代表FWのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)との契約を2025年6月30日まで延長したと発表した。

 2017年にスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)から史上最高額となる2億2200万ユーロ(約293億円)の移籍金で加入したネイマールもクラブを通じてコメントを出し、「パリ・サンジェルマンで冒険を続けられることを大変うれしく思う」と述べた。

「パリで大きな幸せを感じている。このチームの一員として他の選手たちや偉大な監督と共に仕事し、クラブの歴史の一部になれることを誇りに思う」

「ここでは選手としてだけでなく、一人の人間として成長できている。契約を延長できて非常に満足しているし、もっと多くのタイトルを獲得していきたい」

 ネイマールはPSGでリーグ制覇を3度、フランス杯(French Cup)優勝を2度経験しているが、自身が連れてこられた目的でもある欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)のトロフィーには手が届かずにいる。

 昨シーズンの同大会では決勝まで勝ち上がったもののバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に敗れ、今季も再び決勝進出のチャンスがあったが、4日に行われた準決勝でマンチェスター・シティ(Manchester City)の前に敗退した。

 スペイン国内ではバルセロナがネイマールの復帰を望んでいるという報道がたびたびあったが、本人はここ数か月、PSGでますます落ち着いた様子を見せていたため、今回の契約延長にも驚きはなかった。

 ネイマールとの新契約にこぎ着けたPSGは今後、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)に残留を説得することに集中していく。エムバペには欧州のトップクラブから多くの関心が集まっており、中でもレアル・マドリード(Real Madrid)が獲得に最も近いとされている。(c)AFP