ズベレフがティエムも撃破、ベレッティーニとの決勝へ マドリードOP
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【5月9日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2021)は8日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が6-3、6-4で第3シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を下し、決勝進出を決めた。
前日の準々決勝では5度の大会制覇を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を破ったズベレフは、この日も見事なプレーを披露してティエムにストレート勝ち。両者は2018年大会の決勝で対戦し、その時もズベレフに軍配が上がっていた。
失セット0での優勝を目指すズベレフは、「(優勝できたら)大きな意味があるし、楽しみにしている」と語った。
ズベレフとティエムの対戦は、ティエムが2セットダウンから巻き返し、最終セットのタイブレークの末に劇的な勝利を収めた2020年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)決勝以来だった。
ティエムとの直接対決では3勝8敗と依然として負け越しているズベレフは、「自分たちは素晴らしい試合を何度か戦ってきた」と話し、「今後何年も続いていくだろう。これからもっと良い試合ができたらいいと思う」と付け加えた。
ズベレフの決勝の相手は、第8シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)に決まった。ベレッティーニは同日キャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)を6-4、6-4で退け、自身初のマスターズ1000(ATP Masters 1000)決勝に勝ち上がった。
決勝ではズベレフが優勢とみられるが、ベレッティーニは先月のセルビア・オープン(Serbia Open 2021)を制しており、今季の戦績は19戦16勝となっている。
ベレッティーニはズベレフと最後にクレーで対戦した2019年のイタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2019)で勝利しているが、直近の顔合わせとなっている同年の上海マスターズ(2019 Shanghai Rolex Masters)ではズベレフに軍配が上がっている。(c)AFP