【5月7日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)は6日、各地で準決勝第2戦が行われ、アーセナル(Arsenal)はホームでウナイ・エメリ(Unai Emery)前監督が率いるビジャレアル(Villarreal CF)と0-0で引き分け、2戦合計スコア1-2で敗退となった。一方のビジャレアルは、これが欧州カップ戦で初の決勝進出となる。

 ヨーロッパリーグのタイトルを逃したことで、アーセナルは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権を5シーズン連続で逃すことになり、エメリ前監督の後任となったミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督にかかるプレッシャーは高まっている。

 イングランド・プレミアリーグで9位に沈んでいるアーセナルは、ヨーロッパリーグの出場権獲得も絶望的な状況となっており、来季は26シーズンぶりに欧州カップ戦に出場できない可能性が高い。

 ピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)のシュートがポストに2度嫌われたアーセナルは、後半早々にエミール・スミス・ロウ(Emile Smith Rowe)がチャンスを迎えるも、ボールはゴールの脇をかすめていった。

 ビジャレアルが勝ち上がったことで、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの決勝がどちらもイングランド勢に独占されることはなくなった。ビジャレアルは26日、ポーランド・グダニスク(Gdansk)でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と対戦。その3日後には、マンチェスター・シティ(Manchester City)とチェルシー(Chelsea)がチャンピオンズリーグの決勝で激突する。

 エメリ監督がヨーロッパリーグの決勝に進出するのはこれが5度目。セビージャFC(Sevilla FC)を率いて同大会で3度の優勝を経験しており、アーセナルを通年率いた唯一のシーズンにもチームを決勝に導いている。

 エメリ監督は「われわれにとって非常に重要だと理解しており、アーセナルはすごく良いチームだからとても光栄に思う」とコメントした。

「決勝でプレーするに値するし、自分たちのベストのパフォーマンスを見せるつもり。このタイトルを懸けてマンチェスター(・ユナイテッド)と対戦したい」 (c)AFP/Kieran CANNING