【5月7日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)は6日、各地で準決勝第2戦が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はASローマ(AS Roma)に2-3で敗れたものの、2戦合計スコア8-5で決勝に進出した。しかしユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、過密スケジュールを強いられたことを批判し、「肉体的に不可能」だと述べた。

 敵地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で2-3と敗れたユナイテッドだが、26日にポーランド・グダニスク(Gdansk)で行われる決勝でビジャレアル(Villarreal CF)と対戦することになった。

 エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)が2得点を挙げ、ローマの大逆転をなんとか阻止したユナイテッドは今後、イングランド・プレミアリーグの4試合を10日でこなさねばならない。

 9日にアストン・ビラ(Aston Villa)とのアウェーゲームを控えているユナイテッドは、13日までにリバプール(Liverpool FC)、レスター・シティ(Leicester City)とホームで対戦し、18日にはフラム(Fulham)を本拠地に迎える。

 不満を募らせたスールシャール監督は、英BTスポーツ(BT Sport)に「今までに聞いたことがない。このレベルでサッカーをしたことがない人たちによって決められた」とコメントした。

「選手にとっては肉体的に不可能だし、われわれは手を差し伸べられていない。この4試合には全員の力が必要になるだろう。短期間だが、準備しなければならない」

 スールシャール監督はまた、チームがこの日見せたパフォーマンスについても不満をあらわにし、6-2での勝利につながった第1戦での見事な後半がなければ、多くの決定機をつくった勢いあるローマに逆転負けを喫していたかもしれないと認めた。

 スールシャール監督は「きょうの後半は期待外れで非常に低調だったが、決勝に進んだ」と続けた。

「われわれはオールド・トラフォード(Old Trafford)で非常に素晴らしい45分間を過ごし、それによって勝ち上がることができた」 (c)AFP