【5月7日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2021)は6日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)がワイルドカード(主催者推薦)のパウラ・バドサ(Paula Badosa、スペイン)を6-4、6-3で下し、決勝に進出した。

 米サウスカロライナ州チャールストン(Charleston)で行われた先月のボルボカー・オープン(Volvo Car Open 2021)でバドサに敗れたバーティだが、今回は快勝して雪辱を果たした。

 2019年の全仏オープン(French Open 2019)女王であるバーティは、ヤラバレー・クラシック(Yarra Valley Classic 2021)、マイアミ・オープン(Miami Open 2021)、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2021)を制しており、今季四つ目となるタイトルを目指している。

 世界ランキング1位のバーティは、ゲームカウント5-4とリードした場面でバドサがダブルフォールトを犯してブレークを奪い、3本目のセットポイントで第1セットをものにした。

 接戦の末に第1セットを奪ったバーティは続く第2セット、12年の歴史を持つ同大会の女子シングルスで、スペイン勢初の4強入りを果たした世界62位のバドサにいきなりブレークを許したが、その後は2連続で相手のサービスゲームを破って再び主導権をつかみ、欧州クレーコートでの連勝を16試合にまで伸ばした。

 バーティは「相手と対戦する全てのゲームや試合から学ばねばならない」とコメントした。「チャールストンでの試合から間違いなく多くを学んだ。少しの修正が必要だった」

 バーティは8日の決勝で、アナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova、ロシア)に6-2、6-3で勝利した第5シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)と対戦する。(c)AFP