【5月6日 AFP】イングランド・プレミアリーグは5日、英国でのロックダウン(都市封鎖)の緩和に伴い、月末に予定されている今シーズン最後の2節でファンの入場が認められると発表した。

 英政府が発表したロックダウン緩和の予定表では、17日から1万人か収容人数の25パーセントまでであれば観客の入場が許可される。

 プレミアリーグは結果的に、全20チームが有観客試合を最低でも一つは開催できるようにスケジュールを変更した。

 英国では3400万人以上が1回目のワクチン接種を終えており、新型コロナウイルスの感染者数と入院患者数は減少している。

 感染者数が少ない地域で最大4000人の観客を入れて行われた一時的な実験を除き、2020-21シーズンのプレミアリーグは無観客で開催されている。

 プレミアリーグは発表文の中で「2020-21シーズンの最後の2節はホームチームのファンに限定される」と記した。

「第37節は5月18日と19日に行われることになり、シーズン最終節は予定通り英国夏時間の5月23日午後4時にキックオフとなる」

 運営面の課題を緩和するためアウェーチームのファンの入場は認められないが、プレミアリーグのクラブは来季の開幕時には満員のスタジアムに戻ることに期待を抱いている。

 発表文には「プレミアリーグの試合ではファンの不在が嘆かれているが、今回の措置は、2021-22シーズンの開幕時からアウェーチームのファンも含めた満員のスタジアムでの試合開催に向けた重要な一歩となる」と付け加えられている。 (c)AFP