【5月6日 AFP】米大リーグ(MLB)、ボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)のジョン・ミーンズ(John Means)投手が5日、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)戦で今季3人目のノーヒットノーランを達成した。試合はオリオールズが6-0で勝利した。

 12奪三振を記録した左腕は、ランナーを一人出して完全試合こそ逃したが、自身初完投をノーヒットノーランで飾った。

 ミーンズは3回にサム・ハガーティ(Sam Haggerty)を三振に打ち取ったかに見えたが、暴投でペドロ・セベリーノ(Pedro Severino)捕手がボールをそらして振り逃げでこの日唯一のランナーを出した。しかしセベリーノがハガーティの二盗を阻止したため、結果的にミーンズは打者27人でシャットアウトしている。

 オリオールズでは、米国野球殿堂(Baseball Hall of Fame)入りをしているジム・パーマー(Jim Palmer)氏が達成した1969年8月13日以来となる単独でのノーヒッター達成となった。なお、1991年7月13日のオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)戦でオリオールズは、投手4人の継投でノーヒットノーランを達成している。

 ミーンズは113球のうちストライク79球と制球が安定。打者27人のうち26人で初球ストライクと主導権を握った。

 マリナーズは、先発の菊池雄星(Yusei Kikuchi)が7回3失点だった。(c)AFP