【5月5日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間5日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は323万58人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億5428万8900人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 4日には世界全体で新たに1万4024人の死亡と79万1327人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの3780人。次いでブラジル(2966人)、米国(914人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに57万8500人が死亡、3251万2946人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は41万1588人、感染者数は1485万6888人。以降はインド(死者22万6188人、感染者2066万5148人)、メキシコ(死者21万7740人、感染者235万2964人)、英国(死者12万7543人、感染者442万3796人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはハンガリーの290人。次いでチェコ(275人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(266人)、モンテネグロ(241人)、北マケドニア(240人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が107万9667人(感染5094万2050人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が93万4775人(感染2926万7453人)、米国・カナダが60万2896人(感染3376万2896人)、アジアが35万6113人(感染2774万2504人)、中東が13万2668人(感染793万8692人)、アフリカが12万2880人(感染459万1767人)、オセアニアが1059人(感染4万3546人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP