アプリ開発、酸素調達…コロナと闘うインドの若者ボランティア
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■ボランティアにかかる重圧
コロナウイルスが小さな町や村に入り込むにつれ、テクノロジーの限界があらわになると語るのはソフトウエア開発者のウマング・ガライヤ(Umang Galaiya)さん(25)だ。
ベンガルール(旧バンガロール、Bangalore)を拠点にするガライヤさんは、利用者が探し求めているものを見つけやすくするアプリを開発した。
だが、そのアプリも大都市以外の住民にはあまり助けになりそうもない。地方ではインターネットの普及率自体が低く、また物資を探そうとしても、ツイッター(Twitter)には何も出てこないとガライヤさんは言う。
また若者主体の取り組みは、流行が広がる中、ボランティアが重圧に押しつぶされ燃え尽きてしまいがちで、維持することが難しいともガライヤさんは指摘する。
病や死と毎日向き合うことによるトラウマも現れ始めている。
先のプラサドさんは、助けることができなかった80歳の女性の死を思い返しながら、「私たちは必死に取り組んでいますが、全員を救えるわけではありません」と声を震わせた。
重圧が完全に消えることはない。「私の両親もそのことを心配しています」とプラサドさん。「でも自分たちの友人が助けを必要とすると、やはり私を頼ってくれるのです」 (c)AFP/Ammu KANNAMPILLY