【5月3日 AFP】20-21オランダ・エールディビジは2日、第31節の試合が行われ、アヤックス(Ajax)は4-0でFCエメン(FC Emmen)に勝利し、通算35度目のリーグ制覇を果たした。

 エリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督が率いるアヤックスは、31節を終えて2位PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)との勝ち点差を14とし、3節を残して優勝を決めた。

 アヤックスは4月30日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)やイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)行きがうわさされていたテン・ハーフ監督との契約を2023年まで延長した。

 2017年からチームを指揮するテン・ハーフ監督は、「アムステルダムで幸せだ。上層部は現在の陣容を維持すると約束し、特定のポジションを強化するとまで言ってくれた」と話している。 

 これでアヤックスはオランダ杯(Dutch Cup 2020-21)に続いて国内2冠を達成。エドウィン・ファン・デル・サール(Edwin Van Der Sar)最高経営責任者(CEO)は、今後数年の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)において、チームには「理にかなった野望」があると話している。

 CEOは「10年前の目標は、クラブを欧州サッカー界におけるトップに復帰させることだった。有言実行できたと言っていいと思う」と話し、「次の目標は欧州でのタイトル獲得であり、アヤックスブランドの世界展開だ。競技レベルだけでなく、SNSやマーケティングの面でそれに向けて懸命に努力している」と続けた。

 昨季のエールディビジは、連覇を目指していたアヤックスが首位に立っていた昨年3月、新型コロナウイルスの感染拡大のため中断し、そのまま優勝チームなしで打ち切りとなっていた。(c)AFP