【5月1日 AFP】新型コロナウイルスの流行で前例のない400日以上の閉園が続いていた米カリフォルニア州のディズニーランド(Disneyland)が先月30日、再開した。「地上で一番ハッピーな場所」とのキャッチフレーズがつく同園に、ミッキーマウス(Mickey Mouse)の耳をつけたファンたちの姿が戻った。

 カリフォルニア州では昨冬、新型コロナウイルスの感染者が急増し、厳しいコロナ対策規制が実施された。これを受け、テーマパークとして世界第2位の訪問者数を誇るディズニーランドパーク(Disneyland Park)と、隣接するディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク(Disney California Adventure Park)は、世界各地のディズニーランドのうちで最も長く閉鎖が続いていた。

 しかし、現在の同州は人口当たりのコロナ感染率が米国の州で最も低くなっており、ディズニーランドは熱烈なファンたちにその門を開いた。

 入園できるのは予約済みの州民のみで、入園者数は定員の25%に、1グループは3世帯以下に制限される。マスクの着用は必須で、入園前に体温測定も行われる。人気のパレードと夜のショーは、人が密集するおそれがあるため、再開されていない。

 公式プレスリリースによると、ディズニーのコスチュームを着たスタッフ(キャスト)が入園者にハグをすることはないが、安全な距離を保つ位置から手を振ったり、自撮り写真の背景でポーズを取ったりしてくれるという。(c)AFP/Laurent BANGUET