【5月1日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間4月30日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は316万8333人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億5044万6870人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 29日には世界全体で新たに1万5396人の死亡と88万5915人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの3498人。次いでブラジル(3001人)、米国(755人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに57万5194人が死亡、3228万9257人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は40万1186人、感染者数は1459万678人。以降はメキシコ(死者21万6447人、感染者234万934人)、インド(死者20万8330人、感染者1876万2976人)、英国(死者12万7502人、感染者441万4242人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはハンガリーの283人。次いでチェコ(273人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(259人)、モンテネグロ(238人)、ブルガリア(234人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が106万6253人(感染5027万6996人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が91万5182人(感染2868万9948人)、米国・カナダが59万9359人(感染3349万7233人)、アジアが33万4959人(感染2561万7140人)、中東が13万6人(感染777万907人)、アフリカが12万1529人(感染455万1468人)、オセアニアが1045人(感染4万3182人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP