【4月26日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2021)第3戦ラリー・クロアチア(WRC Croatia Rally 2021)は25日、最終日が行われ、トヨタ(Toyota)の前年王者セバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が優勝を果たした。

 一方、3.9秒差のリードを手に最終ステージに入ったチームメートのエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)は、最後の最後のコーナーでのスリップが響き、わずか0.6秒差の2位となった。

 積極的な走りを見せたオジェは小さなミスがあったのに対し、エバンスは堅実なアプローチで完璧な走りを見せていたが、最後のコーナーで乗り上げてしまった。

 オジェはこの日最初のステージに向かう途中に衝突事故に遭う出来事もあり、最後のドラマも含め波乱に満ちた一日となった。これで総合首位に浮上し、この日8.1秒差で表彰台に入ったヒュンダイ(Hyundai)の2位ティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)に8ポイント差、3位エバンスに同10差をつけている。(c)AFP