【4月25日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは24日、第33節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)はティモ・ヴェルナー(Timo Werner)のゴールでウェストハム(West Ham)に1-0で勝利し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権獲得争いの主導権を握った。

 ヴェルナーの久々のゴールで4位をキープしたチェルシーは、5位ウェストハムとの勝ち点差を3とした。

 チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、27日に行われるレアル・マドリード(Real Madrid)とのチャンピオンズリーグ準決勝第1戦を見据え、前節から先発を6人変更したが、マイケル・アントニオ(Michail Antonio)ら主力にけが人が相次ぐウェストハムに対して層の厚さを見せつけた。

 昨夏ドイツ・ブンデスリーガ1部のRBライプツィヒ(RB Leipzig)からチェルシーに加入したヴェルナーは、5000万ポンド(約75億円)の移籍金に見合う活躍ができていなかったが、43分にベン・チルウェル(Ben Chilwell)のクロスに合わせて約2か月ぶりの得点をマークした。

 リバプール(Liverpool FC)は後半アディショナルタイムの失点でニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)と1-1で引き分けた。勝ち点を取りこぼしたリバプールは、4位チェルシーとの勝ち点差が4に開き、チームはチャンピオンズリーグ出場に値しないとユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は苦言を呈した。

 3分にモハメド・サラー(Mohamed Salah)が先制点を挙げたリバプールだったが、その後チャンスをことごとく無駄にし、最後にそのつけを払わされた。

 指揮官は「きょうのようなプレーでは来年のチャンピオンズリーグにふさわしくない。あと5試合なのでいずれ分かる。ここで学ばなければ、チャンピオンズリーグではプレーできない。それだけだ」とコメントした。(c)AFP/Kieran CANNING