【4月25日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2021)は24日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-2で第6シードの同胞パブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta)に勝利し、同大会通算12回目の決勝に進出した。

 ナダルは相手のサービスゲームを4回ブレークし、フォアハンドのウイナーを13本決めて約90分で試合を終わらせた。11回の優勝を飾っている同大会では、これで通算65勝目。カレーニョ・ブスタとの対戦成績は8勝0敗となった。

 決勝では、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)でセットカウント2-0からの逆転負けを喫した第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と対戦する。ナダルは「あすは非常に厳しい試合になる。ステファノスのプレーは多分かつてなく良い」と話した。

「モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2021)では1セットも落とさなかったし、考え得る限り最も厳しい相手だ。自分の準備ができていることを願っている。難しい試合になるが、しっかり準備をして自分のレベルを上げる必要がある。後は戦ってみてどうなるかだ」

 ナダルとチチパスは2018年のこの大会の決勝で対戦し、そのときはナダルが3ゲームしか与えずに勝利した。しかし2019年のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2019)準決勝ではチチパスが勝利し、今年の全豪の準々決勝でも大逆転勝利を収めている。前週にはモンテカルロ大会を制し、マスターズ1000(ATP Masters 1000)初優勝を飾った。

 第11シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)を6-3、6-3のストレートで下し、2大会連続の決勝へ勝ち進んだチチパスは「決勝の舞台へ戻れて最高の気分だ。前回の借りを返したい」とコメントした。(c)AFP