【4月23日 AFP】ドイツサッカーリーグ機構(DFL)は22日、今シーズンのブンデスリーガを予定通りの日程で終了させるため、最後の2試合で各チームに「隔離合宿」の措置を取ると決定し、クラブ側もこれを受け入れた。

 5月12日から最終節が行われる同22、23日まで、1部と2部の計36クラブは合宿に入る。

 現在ドイツは新型コロナウイルス流行の第3波に見舞われており、DFLは衛生面の対策を強化している。

 バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のヤンクリスチャン・ドレーゼン(Jan-Christian Dreesen)副会長は「これにより、1部と2部の試合開催を保証する重要な条件が新たに生まれた」とコメントした。

「健康は常に最優先されなければならない」

 6月11日から7月11日まで行われる欧州選手権(UEFA Euro 2020)を前に、リーグ側は予定通りにシーズンを終わらせることができるよう、各クラブに対してシーズン最後の約10日間で完全隔離に入るよう命じた。

 1部で下位に沈むヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)は15日、複数の選手が検査で陽性反応を示したため、2週間の隔離を指示されていた。

 隔離期間中に延期となった3試合を含め、ヘルタは来月の19日間で6試合をこなさねばならない。

 また、2部と3部でもチームが隔離を強いられたケースがいくつか確認されている。(c)AFP