【4月21日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは20日、第32節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は0-0でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)と引き分けた。しかしこの日は、チェルシーの撤退と欧州スーパーリーグ構想の失敗ばかりが大きく扱われ、試合そのものが話題になることはほとんどなかった。

 ロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)会長が、物議を醸すスーパーリーグからの撤退を決めたことが試合直前に大きく報じられ、クラブ周辺が騒がしい中でブライトン戦に臨んだチェルシーは、単調なプレーしか見せることができず、スコアレスドローに終わった。

 それでもチームはウェストハム(West Ham)を得失点差で上回る4位に浮上したが、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は「試合前にはスーパーリーグの話題ばかりだった。自分は影響があったし、選手も影響されたと思う」とコメントした。

「この試合に勝つという雰囲気をつくり出したかったが、できなかった。みんな精神的に疲れているように見えた」

 チェルシーは24日、ウェストハムとの来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場を懸けた重要な直接対決に臨む。(c)AFP/Steven GRIFFITHS