【4月21日 AFP】(更新)米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は20日、黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)さんが白人警官に首を圧迫され死亡した事件で有罪評決が出たことを受けて演説し、「体系的人種差別」は「わが国の魂の汚点」だと語った。

 全米に放映された演説の中でバイデン氏は「警察活動やわが国の刑事司法制度に存在する体系的な人種差別および人種的格差に正面から立ち向かう」よう呼び掛けた。「今こそこの国が一つになり、米国人として団結する時だ」

 一方、「この瞬間の生々しい感情を利用しようとする者たちがいる…社会的正義に何の関心もない扇動者や過激主義者だ」と警告。「われわれは彼らを成功させてはならない」と述べ、抗議デモの参加者に対し、暴力を振るわないよう求めた。(c)AFP