【4月19日 AFP】アイルランドのカトリック過激派、アイルランド共和軍(IRA)の政治組織だったシン・フェイン党(Sinn Fein)のメアリー・ルー・マクドナルド(Mary Lou McDonald)党首は18日、IRAが英国のフィリップ殿下(Prince Philip)の叔父、ルイ・マウントバッテン卿(Lord Louis Mountbatten)を殺害したことを謝罪した。

 IRAは1979年、英領北アイルランドの併合を訴えテロを重ねる中でマウントバッテン卿を殺害した。

 フィリップ殿下の葬儀の翌日となる18日、マクドナルド氏はタイムズラジオ(Times Radio)に対し、「もちろんあの出来事を申し訳なく思う。言うまでもなく悲痛な出来事だった」と語った。「みなさんの女王が愛する夫を埋葬した週末に、謹んでお悔やみ申し上げる」

 シン・フェイン党の党首がマウントバッテン卿殺害を謝罪したのは初めて。ジェリー・アダムズ(Gerry Adams)前党首は在職時、マウントバッテン卿を標的としたのは正当だったと語っていた。(c)AFP