【4月18日 AFP】女子ゴルフ米国ツアー、ロッテ選手権(Lotte Championship 2021)は17日、米ハワイ州オアフ(Oahu)島のカポレイGC(Kapolei Golf Club、パー72)で最終日が行われ、リディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)が通算28アンダーの見事な独走で3年ぶりの米ツアー勝利を挙げた。

 元世界ランキング1位で、メジャー2勝を挙げているコーは、最終日もミスは犯さずにスコアを7ストローク伸ばす「65」をマークし、2018年のLPGAメディヒール選手権(2018 LPGA MEDIHEAL Championship)以来となる優勝を飾った。

 10代で旋風を巻き起こし、1週間後には24歳になるコーは、「もう勝てる選手には戻れないかもと思ったこともあった」と明かした。ゲインブリッジLPGA(Gainbridge LPGA 2021)とANAインスピレーション(ANA Inspiration 2021)で準優勝しても不安は消えなかったそうで、「良い位置にいて優勝できなかったら、疑念が生まれるもの」と話している。

 この日も終始リラックスして笑顔を見せてはいたが、最後のパットを沈めた後は感極まった様子を見せた。コーは「とにかくプランを貫こうと思っていた。ある意味で自分に対して自分を証明できたし、それが一番大きいと思う」とコメントした。

 朴仁妃(In-Bee Park、イン・ビー・パーク)とキム・セイヨン(Sei Young Kim)の韓国勢、レオナ・マグワイア(Leona Maguire、アイルランド)、ネリー・コルダ(Nelly Korda、米国)が7打差の2位タイに入った。

 フィリピン国籍で出場している笹生優花(Yuka Saso)が通算19アンダーで9打差の6位タイに入り、渋野日向子(Hinako Shibuno)は同13アンダーの33位タイ、畑岡奈紗(Nasa Hataoka)は5アンダーの72位タイだった。(c)AFP