【4月15日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は14日、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2021)開幕前に一緒に練習したダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したが、自身が感染した恐れはないと話した。

 大会第2シードのメドベージェフは、12日に陽性の検査結果が出て隔離に入ったため大会を棄権。予防措置として男子プロテニス協会(ATP)の医療チームが経過観察を続けている。

 自身にとって初戦となったこの日の2回戦でフェデリコ・デルボニス(Federico Delbonis、アルゼンチン)に6-1、6-2で勝利したナダルは試合後に「心配していない。彼と一緒に練習したが、彼には近づかなかった」と話した。

「もちろんこのようなことがあったのは良くない。だがどんなことが起きても不思議ではないので、彼のことは気の毒に思う」

 メドベージェフの濃厚接触者にあたらないとみなされたため隔離措置を免れたナダルは、今大会で12回目の優勝を目指している。

「自分の知る限りダニールとの練習は感染するケースに当てはまらない。彼とは一度も接触していないからね」としたナダルは「決して4メートル以内に近づかなかった。だいたいそんな感じだ。最後に一瞬お礼をしただけだ」 (c)AFP