【4月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)、準々決勝第2戦のマンチェスター・シティ(Manchester City)戦を前に、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のエディン・テルジッチ(Edin Terzic)監督が、マルコ・ロイス(Marco Reus)とマッツ・フンメルス(Mats Hummels)の復帰を待っていると話した。

 第1戦のドルトムントは、ロイスの得点で一時は同点に追いついたが、90分にフィル・フォーデン(Phil Foden)に決勝点を許して1-2で敗れ、第2戦での逆転を目指している。

 その中で、ロイスは10日のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)戦で公式戦2戦連発となるゴールを挙げたが、試合途中に負傷交代した。フンメルスも体調不良により、前半だけでピッチを後にした。

 二人についてテルジッチ監督は、13日の練習後の様子を見て出場可否を判断すると話している。一方でジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)に関しては、脚の負傷からの回復が間に合っていないため、シティ戦は欠場すると明言した。

 テルジッチ監督は、シティ戦では「勇気とがまん強さを組み合わせること」が必要だと話している。

 チーム周辺では、20歳のエース、アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)にこの夏巨額のオファーが舞い込み、退団するのではないかとのうわさが絶えない。クラブは放出の意思がないことを明確にしているが、報道によれば、ハーランドとドルトムントとの契約には、2022年以降は7500万ユーロ(約98億円)で契約を解除できる条項があるという。

 ハーランド残留にいくら必要かとの質問に対して、テルジッチ監督は「コーチである私の仕事は、彼の力を最大限に引き出すことであって、値札を付けることではない」と返し、「チームのベストを引き出す必要があるし、そうすることで勝ち進みたい」とコメントした。(c)AFP