【4月7日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は6日、各地で準々決勝第1戦が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はフィル・フォーデン(Phil Foden)が90分に決勝ゴールを決め、ホームでボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を2-1で下した。

 イングランド・プレミアリーグで首位を独走するシティは、ケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)の得点で19分に先制するも、84分にはアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)のお膳立てからマルコ・ロイス(Marco Reus)にゴールを決められ、ドルトムントに貴重なアウェーゴールを与えてしまった。

 しかし試合終了間際、後半の早い時間帯にチームのリードを広げるチャンスを何度か外していたフォーデンが、自らのミスを帳消しにする勝ち越し弾をマークし、シティはリードした状態で14日に行われる敵地での第2戦を迎えることになった。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が就任してからの4シーズン、同大会で8強を突破したことがないシティは、またしてもリーグ戦での破竹の勢いを欧州の舞台で再現できなかった。

 公式戦の直近28試合で27勝を挙げているシティは、チャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、FAカップ(FA Cup 2020-21)、フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2020-21)の4冠という歴史的快挙に向けて順調に進み続けている。

 それでも、シティが1点をリードした状態で第2戦に進むには運を味方につける必要があった。

 ロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)がペナルティーエリア内でエムレ・ジャン(Emre Can)に倒され、オビディウ・ハツェガン(Ovidiu Hategan)主審がペナルティースポットを指さすと、1-0でリードしていたシティは点差を2点に広げる大きなチャンスが訪れた。

 しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の末にハツェガン主審はすぐさまPKの判定を取り消した。

 また前半終了前には、ジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)が無人のゴールにボールを流し込んだものの、同選手がGKエデルソン(Ederson Santana de Moraes)からボールを奪った際にファウルをしていたとして、ドルトムントのゴールは認められなかった。(c)AFP