【4月14日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のフランクフルト(Eintracht Frankfurt)を率いるアディ・ヒュッター(Adi Huetter)監督が、今季限りでチームを離れ、来季からボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)の指揮官に就任することになった。両クラブが13日に発表した。

 ヒュッター監督については数週間前から退任のうわさが出ていたが、マルコ・ローゼ(Marco Rose)監督が来季からボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)へ移ることが決まっているボルシアMGと3年契約を結ぶことになった。

 リーグ戦6試合を残して、フランクフルトは来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)に出場できる4位を維持し、5位ドルトムントに勝ち点7差をつけている。対してボルシアMGは、同13差の8位となっている。

 偶然にも、両チームは17日の次節に直接対決を迎える。

 ヒュッター監督は、契約解除条項を行使しての退任を12日にクラブ幹部へ、13日午前に選手らへ伝えた。フランクフルトで「信じられないほど順調で濃密な3年間」を過ごした監督は「チャンピオンズリーグの出場権」を置き土産にすることを願っている。

 ヒュッター監督の下で、フランクフルトは2018-19シーズンにはヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)のベスト4に入り、昨季はドイツカップ(German Cup 2019-20)で4強入りを果たした。(c)AFP