【4月13日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)に所属するFWズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)は12日、クラブの本拠地ロンバルディア(Lombardy)州ミラノ(Mian)で新型コロナウイルスのロックダウン(都市封鎖)中にレストランにいるところを写真に撮られたと報じられ、またしてもサッカー以外でメディアの注目を浴びた。

 伊ニュースサイトのファンページ(Fanpage)は、11日にイブラヒモビッチが友人とランチタイムを過ごしているときのものとされる写真を掲載した。本来ならば食事はできないはずの店内で、同選手らは全員がマスクを着用せずにワインを囲んでいる様子が確認された。

 周辺地域の一部でもウイルスの感染状況が改善しつつある中、11日がロックダウンの最終日となっていたロンバルディア州では今後、制限措置のレベルが「レッドゾーン」から「オレンジゾーン」に引き下げられ、移動制限が限定的に緩和されるほか、一部の商業施設も再開することになっているものの、バーやレストランでの食事は引き続き禁止される。

 イブラヒモビッチの関係筋はAFPの取材に対して、同選手は店で「仕事の会合」をしていたと主張。レストランのオーナーは同サイトで、元ミランのイニャツィオ・アバーテ(Ignazio Abate)も同席していたと明かすと同時に「彼らは食事はしていなかった。友人として店がワインをふるまった」と話し、店内では食事をしていなかったと強調した。

 昨年9月にウイルスに感染したイブラヒモビッチは、ロンバルディア州政府が打ち出したキャンペーンに登場し、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)とマスク着用を訴えていたことからも、今回の写真は物議を醸すものとなっている。(c)AFP