【4月10日 AFP】東京五輪に向けた最終予選とテスト大会を兼ねた飛び込みのW杯が、当初の予定から2週間遅れで東京で実施されることになった。大会主催者が10日、発表した。

 国際水泳連盟(FINA)は前週、飛び込みW杯の開催地を変更する意向を示し、報道では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する日本の厳格な防疫措置が理由と伝えられていた。

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)とFINAによれば、4月18日から23日までの予定だった同大会は、来月1日から6日に実施される。

 一方、来月に福岡で行われるはずだったマラソンスイミングは、開催地がポルトガルのセトゥバル(Setubal)に変更され、6月19日と20日に開催されることが決まった。5月1日から4日まで東京で予定されているアーティスティックスイミングの予選については、現在検討中で近日中に決定されるという。

 7月23日に開幕する東京五輪をめぐっては、厳しい水際対策を理由に、これまでも予選やテスト大会が中止または延期になっている。

 現在全ての外国人の入国が事実上禁止されている中で、先日には、来日を予定していた計時や記録の担当スタッフの参加が不可能になったため、水球のテスト大会が延期されていた。(c)AFP