【4月4日 AFP】東京五輪の選考会を兼ねた競泳の日本選手権(JAPAN SWIM 2021)が4日、東京アクアティクスセンター(Tokyo Aquatics Centre)で行われ、白血病から復帰した池江璃花子(Rikako Ikee)が、女子100メートルバタフライ決勝で57秒77で優勝した。同種目での派遣標準記録には届かなかったが、メドレーリレーでの代表に内定した。

 池江はレース後、「5年前の五輪選考会より自信もなかった。自分が勝てるのはずっと先のことだと思っていた」とした上で、「(リレーの)派遣タイムも切れると思っていなかったので、すごくうれしい」と涙を流して喜んだ。

 2019年2月に白血病の診断を受けた20歳の池江は、約10か月の入院生活を経て昨年3月に練習に復帰すると、同8月には2024年パリ五輪出場を目標に掲げ実戦復帰を果たしていた。(c)AFP