ガガーリンの宇宙初飛行から60年、旧ソ連宇宙開発のヒーロー
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■放尿の儀式
ガガーリン氏が離陸前、発射台に向かうバスの運転手に用を足したいから車を止めるように頼み、右後輪に立ち小便をしたというのが語り草になっている。
ロシア人宇宙飛行士らは長年、打ち上げ前にこの儀式を繰り返してきたが、2019年に公開された新デザインのロシア製宇宙服には、前ジッパーが付いていない。
■ガガーリンの影の人物
ガガーリン氏が旧ソ連で誰もが知る有名人になった一方で、長い間その存在を誰にも知られていなかったのが、同国の宇宙計画の立案者、セルゲイ・コロリョフ(Sergei Korolyov)氏だ。
旧ソ連は「主任設計者」に贈られたノーベル賞(Nobel Prize)を辞退してまで、その身元をかたくなに秘密にした。コロリョフ氏の名前は、1966年の死後に初めて明らかにされた。(c)AFP