【4月8日 AFP】20-21イタリア・セリエAは7日、第28節の延期分が行われ、首位インテル(Inter Milan)はロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)の1得点1アシストでサッスオーロ(US Sassuolo)を2-1で下し、2位との勝ち点差を11に広げた。

 ホームのインテルは10分、ルカクがアシュリー・ヤング(Ashley Young)のクロスに頭で合わせて先制に成功。セリエAでの今季のゴール数を21に伸ばしたルカクは後半、ラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)の追加点もお膳立てした。

 85分、ハメド・ジュニオール・トラオレ(Hamed Junior Traore)に1点を返されたインテルだったがこのまま逃げ切り、リーグ10連勝を飾って11シーズンぶりのスクデット(リーグ制覇)にまた一歩近づいた。

 一方、第3節の延期分に臨んだ王者ユベントス(Juventus)は、得点ランキングで首位に立つクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が先制点をマークすると、約3か月ぶりの復帰を果たしたパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)にもゴールが生まれ、ホームでナポリ(SSC Napoli)に2-1で勝利した。

 ユベントスは直近2試合で下位のベネベント(Benevento Calcio)とトリノ(Torino FC)から1ポイントしか挙げられず、リーグ10連覇へ向けて失速していたが、これで勝ち点で並んでいたナポリを上回り3位に浮上。来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権を目指す上では非常に重要な勝利となった。

 ユベントスとインテルとの差は12ポイントとなっている。(c)AFP/Emmeline MOORE