【4月8日 AFP】アフリカ南部モザンビークのフィリペ・ニュシ(Filipe Nyusi)大統領は7日、北部沿岸の町パルマ(Palma)を掌握していたイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系武装勢力を追放したと発表した。

 パルマの近くには、巨額が投じられ建設が進む液化天然ガス(LNG)施設がある。武装勢力は3月24日に計画的襲撃を開始し、後に町を掌握した。当局によると、襲撃により数十人が死亡。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、1万1000人余りが避難を強いられた。

 襲撃について初めて公の場で本格的に言及したニュシ大統領は、「テロリストはパルマから追放された」と説明。一方で「われわれはテロと戦っているため、勝利宣言はしない」とも述べた。(c)AFP