【4月7日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は6日、物議の選挙法をめぐって会場がジョージア州アトランタ(Atlanta)から変更になると決定していたオールスターゲーム2021(91st All-Star Game)について、コロラド州デンバー(Denver)にあるクアーズ・フィールド(Coors Field)で開催されることになったと発表した。

 今年のオールスターは当初、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)の本拠地トゥルーイスト・パーク(Truist Park)で開催されるはずだったが、7月13日にコロラド・ロッキーズ(Colorado Rockies)の本拠地で行われることになった。

 ジョージア州でマイノリティーの投票権に不利な影響を与え得る新しい法律が成立したことを受け、MLBのロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーは2日、今年の球宴の会場をアトランタから変更すると明かしていた。

 MLBのこの措置は米スポーツ界で称賛されている一方、野球のボイコットを求める共和党員の怒りを買った。

 真夏の祭典がデンバーで行われるのはこれが2度目で、前回の1998年大会も会場はクアーズ・フィールドだった。(c)AFP