【4月7日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は6日、各地で準々決勝第1戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)の2得点などでリバプール(Liverpool FC)を3-1で下し、4強入りに向けて前進した。

 リバプールの急造ディフェンスラインの背後を突き、ビニシウスとマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)が前半にそれぞれゴールを奪ったレアルは、後半に入ると今度はスローインから簡単にボールを運び、最後はビニシウスがあっさり追加点をマークした。

 後半開始直後に生まれたモハメド・サラー(Mohamed Salah)の得点はこの試合の行方を分からないものにし、リバプールにとってアウェーゴールを挙げられたことは、来週行われるホームでの第2戦に向けて間違いなく大きな慰めとなった。

 しかし無観客の中、最近はホームで散々な結果に終わっているリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、チームに残された目的がプレミアリーグでのトップ4入りだけにならないようにするのは困難な任務だと知ることになるだろう。

「あまり良いプレーができなかった。それが私にとっての最初の懸念」と振り返ったクロップ監督は、「今夜は勝利に値しなかったが、まだもう1試合あるというのは良い知らせ」と続けた。

「われわれは戦うつもり。3-1というスコアは良くはないが、チャンスはある」

 一方、レアルを率いるジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「何も終わっていないし、何も得られていない」とした上で、「二つの大会で可能性が残っているから戦い続ける。またしても非常に難しい試合になるだろうから、0-0だと思って第2戦に臨む」と話した。

 セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が欠場したレアルは、ラファエル・バラン(Raphael Varane)も当日の朝に新型コロナウイルスの検査で陽性が確認されたため、リバプール同様に急造の4バックでこの一戦に臨まなければならなかった。(c)AFP/Thomas ALLNUTT