【4月5日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは4日、第30節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に2-1で逆転勝利し、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)との14ポイント差を守った。

 前半は押されながらも後半で逆転勝利を収めるケースは今季のユナイテッドにとって初めてではなく、この日はマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)とメイソン・グリーンウッド(Mason Greenwood)に得点が生まれた。

 試合を優勢に進めていたブライトンは、古巣対戦となったダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)が先制点を決めるも、ルイス・ダンク(Lewis Dunk)のシュートはポストに当たって追加点とはならなかった。

 62分、ブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)のパスに走り込んだラシュフォードが同点ゴールを決めると、再びフェルナンデスのクロスをポール・ポグバ(Paul Pogba)がボレーで合わせ、最後はグリーンウッドがヘディングを決めてユナイテッドが逆転に成功した。

 シティはあと残り7試合で11ポイントを獲得すれば、直近4年で3度目のリーグ優勝を成し遂げられるため、ユナイテッドが首位に追いつく可能性は絶望的に見える。

 それでも、グリーンウッドのリーグ戦今季2点目で白星を挙げたユナイテッドは、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権を争う5位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)やリバプール(Liverpool FC)との勝ち点差を11とした。

 そのトッテナムは敵地でニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)と2-2で引き分け、トップ4入りのチャンスを逃した。

 ジョエリントン(Joelinton Cassio Apolinario de Lira)に先制点を奪われたものの、ハリー・ケイン(Harry Kane)の前半の2得点で逆転に成功したトッテナムは、4位浮上まで残り5分と迫っていた。

 しかし85分、アーセナル(Arsenal)からローン移籍で加入している途中出場のジョー・ウィロック(Joe Willock)にクロスバーの下をたたくシュートを決められ、追いつかれた。

 勝ち点で並んでいるものの得失点差でリバプールを上回っているトッテナムは、8試合を残して4位チェルシーと2ポイント差となっている。(c)AFP/Kieran CANNING