【4月3日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第1戦、ANAインスピレーション(ANA Inspiration 2021)は2日、米カリフォルニア州ランチョミラージュ(Rancho Mirage)のミッションヒルズCC(Mission Hills Country Club、パー72)で2日目が行われ、タイのパティー・タバタナキット(Patty Tavatanakit)が通算9アンダーで首位を維持した。中国のベテラン、馮珊珊(Shanshan Feng、フォン・シャンシャン)が通算8アンダーで2位に続き、多くのビッグネームも優勝を射程距離にとらえている。

 ツアー2年目を迎えている21歳のパティーは、この日1イーグル、3バーディー、2ボギーの「69」でスコアをまとめ、初のメジャータイトル獲得を目指す中で後続に1打差のリードをつけた。一方、2019年11月以来の実戦に臨んでいるツアー通算10勝の馮は、6バーディーを奪って三つスコアを伸ばした。

 その他では、タイのモリヤ・ジュタヌガーン(Moriya Jutanugarn)が通算7アンダーで単独3位に浮上。メジャー通算2勝のアンナ・ノードクイスト(Anna Nordqvist、スウェーデン)と、イングランドのチャーリー・ハル(Charley Hull)が通算6アンダーで4位タイに並んだ。

 続いて、世界ランク1位の高眞榮(Jin Young Ko、コ・ジンヨン、韓国)を筆頭に、元同1位のリディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)と朴仁妃(In-Bee Park、イン・ビー・パーク、韓国)、メジャー優勝経験者のソフィア・ポポフ(Sophia Popov、ドイツ)、前回覇者の李美林(Lee Mi-Rim、イ・ミリム、韓国)らが通算5アンダーの6位タイグループにつけている。

 河本結(Yui Kawamoto)とフィリピン国籍で出場している笹生優花(Yuka Saso)は通算4アンダーの12位タイにつけた。

 他の日本勢では、畑岡奈紗(Nasa Hataoka)が通算イーブンパーの44位タイで決勝ラウンドに進出した一方、渋野日向子(Hinako Shibuno)は通算2オーバーの72位タイ、上原彩子(Ayako Uehara)は通算5オーバーの96位タイ、野村敏京(Haru Nomura)は通算6オーバーの105位タイ、原英莉花(Erika Hara)は通算9オーバーの113位タイで予選落ちに終わった。(c)AFP