【4月2日 AFP】男子テニス、世界ランキング4位のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は1日、欧州のクレーコート大会に向けて調子が万全でないことを理由に、11日から18日まで開催されるモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2021)を欠場すると表明した。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)覇者のティエムは、マイアミ・オープン(Miami Open 2021)に続いてモンテカルロ大会の出場を見送ることについて、カタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)とドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2021)を終えて休養が必要なためと説明した。

 公式サイトの発表文では、「まだ100パーセントの状態ではない。本当に申し訳ない。モンテカルロではぜひともプレーしたかったが、うまくいきそうにない」とつづると、欠場する代わりに母国でクレーコートの練習に時間を費やすとして、「目の前にはタフな数週間が待っていて、仕事が山積みだ」と付け加えた。

 2月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)でベスト16止まりに終わった後、ドーハ大会とドバイ大会で早期敗退を喫していたティエムは、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で準優勝2度の実績を持っている。

 四大大会(グランドスラム)の今季第2戦、全仏オープンテニス(French Open 2021)は5月23日に開幕する。(c)AFP