【4月2日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間1日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は281万6908人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億2885万1200人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 3月31日には世界全体で新たに1万1978人の死亡と63万7012人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの3869人。次いで米国(1076人)、ポーランド(620人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに55万2073人が死亡、3046万836人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は32万1515人、感染者数は1274万8747人。以降はメキシコ(死者20万3210人、感染者223万8887人)、インド(死者16万2927人、感染者1222万1665人)、英国(死者12万6713人、感染者434万5788人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの248人。次いでハンガリー(215人)、モンテネグロ(202人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(201人)、ベルギー(199人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が95万8025人(感染4386万6034人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が78万3527人(感染2483万5522人)、米国・カナダが57万5024人(感染3144万882人)、アジアが27万2465人(感染1792万8489人)、中東が11万4137人(感染652万4825人)、アフリカが11万2733人(感染421万7914人)、オセアニアが997人(感染3万7535人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP