【4月1日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II、94)は3月31日、約5か月ぶりに外出公務を行い、冷え切ったロシアとの関係を皮肉った。

 女王は新型コロナウイルスの流行のため、ウィンザー城(Windsor Castle)に退避していたが、イングランド南東部で行われた軍の式典に出席するため外出した。

 マスクを着けていない女王は、再び外出公務ができたことを「うれしく思う」と述べ、オーストラリア空軍(RAAF)の将校と冗談を交わした。

 女王がオーストラリア空軍機について、「ロシア軍機を追い払うために派遣されてきたのですか?」と尋ねると、将校は「その通りです女王陛下。痛快ですよ」と答えた。

 英国とロシアの関係は最近悪化しており、英領空に接近するロシア軍機に対する英王立空軍(RAF)機の緊急発進回数が増加している。(c)AFP